SNS利用に変化の兆し‘交換ツール’から‘情報ツール’に 消費者の購買意思決定に高関与
16.11.15 | TOP
【スマホで「SNSをよく利用する」場合の推移】
JTB総合研究所の調査結果によると、2013年の調査開始以来始めてFacebook,TwitterのSNS利用者が減少していることが分かった。
一方で、Instagramは女性の利用者に加えて男性の利用者も増加傾向に。Instagramの女性の利用率は29歳以下では過半数を超えているているとしている。(JTB総合研究所調べ 18歳〜69歳までの男女10,000対象)
スマホの使い方にも変化
消費者はスマホで普段どのようなアプリや機能を利用しているのだろうか?
消費者のスマホ利用の変化は…
【積極的に利用が増えているもの】
• メッセージ•チャットアプリ
• ニュースアプリ
• 動画投稿サイト
• 電子書籍•マンガ
【減少傾向にあるもの】
• メール•電話
• 検索エンジン
• SNS
• ネットショッピング(コンテンツ除く)
• レストランガイドアプリ
【年度別「スマホでよく使う機能」の推移】
SNSを購買の意思決定に役立てる消費者が増加中
今回の調査結果を元にJTB総合研究所は、SNSの当初の「人とつながる」ソーシャルネットワークの‘交換ツール’から、ニュースや消費に関わる情報が知れる‘情報ツール’としての役割へと変化しつつあるのかもしれないとしている。
「SNSで知った情報でいいと思ったものを購入した」は継続的に増加傾向、「SNSの投稿で行ってみたいと思った場所に行った」も昨年より増加傾向に。
デジタル時代における消費者とのコミュニケーション開発に注力
消費者の購買行動にSNSで発信される情報が、消費者の購買意思決定に高い関与を示す時代に入ってきた。
スマホアプリとしてポジションを確立するには、消費者の動向を常に分析し、消費者の心を掴むコトをアプリに取入れて行くことが更に重要視される。