国内ストレッチャブルデバイス市場2025年には595億円規模との予測
16.09.12 | TOP
健康産業を前進させるストレッチャブルデバイス
ここ数年、様々なウエアラブルデバイスが製品化されているが、中でも新たなトレンドとして今後市場が拡大しそうなのがストレッチャブルデバイス。製品化に向けて開発が活発化の傾向にあり、2025年の国内ストレッチャブルデバイス市場規模は595億9,400万円と予測されている。(矢野経済研究所調べ)
例えば、長期の心拍モニタリング、体の動きのセンシング等を行うことにより、日常の体調管理や、運動機能の測定などに検討されている。
ストレッチャブルデバイスの需要が期待されている分野
•スポーツ分野
•建設•運輸分野
•医療や介護
•ヘルスケア
•エンターテイメント
続きはこちら
着用の快適さを追求することが実用化のキー
技術革新が進めば、現在のかさ張る⇒曲げられる⇒成りたい形状に都度合わせられるとなれば、使う用途、着用シーンの拡大が見込まれるだろう。ウエアラブルデバイスは、人体表面に装着して用いられるため、繰り返しの伸縮•屈曲に対応出来る耐久性、動作を快適にするための高い伸縮性が技術面で必要とされている。
実際の市場に受け入れられるためには着心地の良さ、着用し易さ、デザイン性も検討していく必要があるだろう。
着用の快適さを追求する技術革新と他分野への期待
柔らかい電子材料は、医療やヘルスケアデバイスなどの人的動作による変形•負荷が伴うウエアラブルエレクトロニクスに必要な技術。現在様々なストレッチャブル電子デバイスの研究•試作が行われており、実用化に向けて配線材料にはシリコン半導体、金属ナノワイヤを用いた研究が進められている。
技術革新は医療やヘルスケア分野だけでなく、ディスプレイや太陽電池、ロボディクス分野などへの適応も期待されている。(参考記事:日本テクノセンター)