女性が（もちろん人にもよるのだが、平均して）一年でもっとも体重が増加する時期はいつだろうか？忘年会や、クリスマス、旅行、新年会など、イベントが目白押しな普段とは違う食事になりがちな年末年始のお休み明けだろうか？そう思っている方が多い通り、女性男性問わず、年末年始のお休み明けに女性の体重が平均して増加傾向にあることは間違いないようだ。
しかし、女性が一年間で最も体重が増加している時期となると、お正月休み明けではなく、ゴールデンウィーク明けの５月初旬から中旬であるということがドコモ•ヘルスケア調べで明らかになった（12万人統計データより）。理由として、年末年始に増加した体重の減少量が少ないまま、イベントごとの多い普段とは違う食事になりやすいゴールデンウィークを迎え、体重の増加がピークになるのではないか、としている。

体重が増加したピーク時期に女性は何を思う？最もダイエットにスイッチングしやすい時期は５月から

体重が増加するピーク期の５月の後にやってくるのが夏。夏に向けて多くの女性が「夏は服装が他の季節に比べて軽装になり、気になる二の腕やポッコリお腹が、いやでも目につきやすくなる」と気にしたり、「女の子同士、夏の旅行を計画して水着を着る予定だけど…」「彼と海に行くまでには痩せたい」「子供がママとプールに行きたいといってくれる… けど今のままでは（汗）」などと個々に考えが巡る。思うことは人それぞれだが共通して言えることは、ゴールデンウィークの次に待ち構えている季節を前にして、５月は女性たちのダイエットに関するスイッチが最も入りやすい時期であるということだ。「今年の夏こそ痩せよう」と。

フィットネスビジネスの販促は似たり寄ったり 一歩抜ける出るチャンス！秘訣は潜在顧客の悩みを知ることから

多くの女性が「痩せたい」と思う時期に向けてフィットネスビジネスは、ぜひとも販促に強化したいところ。消費者の健康意識の高まりもあり、数多くのフィットネスビジネスが展開され、フィットネス業界は好調だ。しかし、販促となるとどこもあまり代わり映えしないものが多く、それぞれのフィットネスのもつ（提供しているサービス内容）強みを販促に打ち出しているところは数少ない。「ダイエット」や「痩せる」はどこも使う言葉。確かに、女性の気持にタッチし、「ん？やってみようかな？」とスイッチングさせるものではあるが、たくさん市場に提供されているサービスの中から、消費者に選んでもらうためには、それだけでは決めて手にならない。自社が提供しているサービスの強みを「このジムに足を運んでもらう価値」つまり、潜在顧客が抱えている悩みの解決に「このジムだったら通う価値がある」と思ってもらうことだ。

女性達は何を思って、そのサービス購入を選ぶのか（自身の抱える悩みを解決してくれそう）についての視点は多角的。自社の提供しているサービスの強みを洗い出し、販促に落とし込んで検討してみよう。

商機はフィットネス業界だけじゃない、補完関係を考えてみよう

では、シェイプアップにつながることに相反する商材または、あまり関係のないと思われる商材を扱っているところには商機はないのだろうか？「ウチはこの時期は売れない」「ウチはあまり一年を通して時期は関係ない」などと思っていないだろうか。そうではないのでは？と考えてみよう。例えば、カフェのスィーツメニューであれば、体にやさしいなどを訴求したメニューで、ダイエットに励んでいる女性に向けて「心の休息」に寄り添うというのもある。
 
フィットネスビジネスに、商機がある時期だ！というわけではないという認識を持っておこう。シェイプアップをしたいと考える女性が多い時期のニーズは、補完関係にある他業界にも良い影響があると考えてみよう。
女性は何を思う？のか、どのようなコト•モノがあると、嬉しいと感じるのか？気分が上がるのか？ そこに求められているニーズを汲み取っていくと、ビジネスアイデアのヒントが見えてくる。
 
やってくる時期に備えて、ビジネスチャンスを見いだそう。
 
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