画像引用元：emmi (以下、同じ）

ここ数年、スポーツシーンだけではなく、日常にスニーカーを履く女性が随分増えた。実際、シューズ売り場だけでなく、どこのファッション系のショップにも大抵スニーカーが売られているのが当たり前になってきた。

一時的なトレンドにしない。流れを読んで消費者ニーズを汲み取る。

とはいえ、スニーカーを製造販売しているメーカーにとってはまだまだ市場を拡大したところだ。そのためには、日常的に使うモノになってもらいたい。
定番アイテムとして多くの女性に様々なシーンで履いてもらうためには、靴の上に着ているファッションとの掛け合わせがどうなのかを考えて提案していきたいところ。歩きやすいことに特化しているスニーカーやスポーティなデザインのスニーカーだけだと、女性の購買層を狭めて取り逃がしてしまっている可能性があるのでもったいない。もちろん、スポーティなスニーカーと日常の服との掛け合わせが逆にクールという購買層もいる。あるいは、健康志向な消費者層。だけど、そういった層はすでにスニーカーを購入していたり、何らかのきっかけがあれば比較的購買意欲が高まりやすい。

「今」狙いたいのは、実は取りこぼしているセグメント

「ほんとうはスニーカーを履きたいけどね…。」「ラクそうだし。体にもよさそう。でも持っている服になんとなく合わない…。」「今、履いているのはそろそろ…新しいスニーカーが欲しくなってきた。できれば、ちょっと違う感じのが欲しい。」などだ。

スポーツメーカのアディダスはスポーツ＆ヘルシーコンシェルジュのオンラインストアemmiと組み、女性スニーカーをファッションと掛け合わせやすいスニーカーを共同開発。女性の多様化するライフスタイル、移り変わりの早い女性消費者の心を掴むために、トレンドの流れを読みながら新たな購買層または既存ユーザーの再獲得に挑む。
今回の市場への提案は、ファッション性を高めるために素材の一部にレザーを使用し、４種のデザイン構成。色は、白、黒と今秋トレンドのグレイッシュピンク。